友人への序文━━嬉しい出来事
五十歳を半ば過ぎる頃から、卒業した中学・高校の同窓会や、同期会の集まりの知らせが、頻繁に来るようになった。 出席してみれば、四十数年何がしかの間に、自分と違ったさまざまな人生を経験して来た友人の、大成した顔を見、話しを聞くのは楽しい一時である。
その中の一人、、高校同期の山崎晋哉が、会社経営の傍らに業界紙等に書き溜めた文章を、還暦を迎える機会に、整理して本にしようと言う。 彼が、前々から文章を良くする事は知っていたし、二,三読ませてもらったこともある。
それで、私にその本の装丁に何か絵を描いてくれと言ってきた。
かって、同じ学び舎で机を並べた友の計画に、自分の絵が役立つことに吝かでない。これは嬉しい出来事と言ってよい。
近ずく同期会に、皆に配るという。良い本になればよいと思っている。
平成4年10月吉日 画家 進藤 蕃